いよいよ不妊治療のためのクリニックへの通院を開始して、まず最初に不安になったのは、仕事のことでした。
不妊治療の通院は1周期に4~12回
女性側の通院頻度は、一般的に1周期に4~12回といわれています。男性側は0~1日のようです。
私の勤め先はシフト制なので、比較的休みを取りやすい環境ではありましたが、フルタイムの会社員にとって「ひと月に12回も休む」というのは、とても大きな課題でした。
不妊治療中は、急に欠勤しなければならない場面に直面します。
また、治療期間の長期化や治療内容のステップアップに伴い、通院回数が増えていきます。
数回の欠勤であれば、うまく理由を作って休むこともできますが、それにも限界があります。
不妊治療のこと 職場に伝える?
私は、今までよりも欠勤回数が増えてしまうことが気がかりだったため、まず上司だけに不妊治療のことを打ち明け、今後の勤務体系を相談することにしました。
職場には妊娠中の同僚もおり、過度な気遣いをしてほしくなかったため、通院回数が少ないうちは、同僚には不妊治療のことを伝えないことにしました。
不妊治療の認知度はまだまだ低い
不妊治療については、その経験を公表する芸能人の方々が近年増えてきているため、「不妊治療」という言葉は聞いたことがあるという人も多くなってきていますが、「治療がなぜつらいのか」という点は、まだまだ世間に知られていません。
このため私が上司に不妊治療を打ち明ける際には、厚生労働省の「不妊治療連絡カード」を持参しました。
この「不妊治療連絡カード」 のおもて面には不妊治療の現状がまとめられています。
私は上司にこの資料を見せながら、不妊治療とはどんなものなのかということをまず伝えました。
上司は30代後半なので、不妊治療をしていた知人などもいるようですが、やはり不妊治療の実態は知らなかったようです。
職場に不妊治療支援制度があるのか確認しよう
不妊治療を始めると、つらい思いをすることがたくさんあります。
もし職場に支援制度がある場合は、利用を検討してみましょう。
厚生労働省の「不妊治療連絡カード」の裏面には、治療先からの連絡事項が記入できるようになっていますので、制度の利用申請をする際にこちらを使ってみても良さそうですね。
不妊治療のこと 家族に伝える?
両親や兄弟に不妊治療のことを伝えるかどうかは、とても迷いました。
打ち明ければ、自分たちは「子どもはまだなの?」という何気ない話題に傷つくことはなくなりますが、両親には心配をかけてしまうことになるからです。
私たち夫婦の場合は、お互いがそれぞれのタイミングで家族に打ち明けようというルールにしました。
いつ打ち明けるのが良いのか、私はまだ決められていません。
夫の場合は、人工授精や体外受精のステップになったら打ち明けるつもりのようです。

不妊治療のことは必ずしも周囲に打ち明ける必要はありませんが、もし自分にとってメリットがあるようなら伝えてみてもいいでしょう。
もし不安なことがある場合は、ひとりで悩まずに、自治体の相談窓口などに相談してみてくださいね。
参考文献
厚生労働省、「仕事と不妊治療の両立について」、2021年7月31日閲覧、https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/30.html

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