月経じゃないのに出血が!
本格的に妊活を始めてから半年ほど経った頃、不正出血がありました。
不正出血は今までにも時どきありましたが「実は妊娠できない何かの病気なのかもしれない」と思い、産婦人科で診てもらうことにしました。
2年前に子宮頸がん検診を受けた、近所の病院に行きました。
内診台でエコー検査をした後、診察室で医師から検査結果を聞くことになりました。

不正出血については、問題ないでしょう。
ただ…妊娠は希望されていますか?

はい。これから欲しいと思っています。

やっぱり、何か病気が見つかったのかも…

「これから」ですか…。
実は、左の卵巣にチョコレート嚢胞があるようです。2年前にはありませんでした。

チョコレートのうほう…?
チョコレートを食べすぎちゃったのかしら。

今まで、月経の際に痛みなどはありましたか?チョコレート嚢胞がある場合、月経痛がひどく痛む場合が多いです。

月経痛はありませんでした。

そうですか。チョコレート嚢胞は、良性であれば問題ないですが、もし悪性の場合は取り除く必要があります。妊娠を希望しているのであれば、不妊治療を専門としている病院で詳しい検査を受けることをおすすめします。
今まで、妊活をしていたとはいえ「こんなに未熟な私に子どもをしっかり育てられるはずがない。もしも運よく授かることができたら、その時は精一杯子どもに向き合おう。」と思っていました。
しかしこの出来事があった後、自分が「もしかしたら一生子どもを授かれないかもしれない」という不安で頭がいっぱいになっていることに、ふと気づきました。
そして夫と話し合い、不妊治療を始めることを決断しました。
チョコレート嚢胞って何?
子宮内膜症のひとつです。
子宮内膜症とは
- 子宮内膜症は20~30歳代の女性に多い病気で、生殖可能年齢の約10%にあるとされています。※1
- 子宮の内側にある子宮内膜が、子宮以外の周辺の組織で増殖する病気です。※2
- 卵管や卵巣の近くにできると、排卵が正しく行われなくなります。※2
- 子宮内膜症の主な症状は痛みです。月経痛がひどく、月経のたびにだんだん悪化していくことが特徴です。進展すると月経時以外にも下腹部痛、腰痛、排便痛、性交痛などが出ることもあります。※1
- 子宮内膜症患者の30~50%が不妊症になるとされ、妊娠を望む場合は大きな問題となります。※1
チョコレート嚢胞とは(卵巣子宮内膜症性嚢胞)
- 嚢胞とは液体などの内容物を含んだ袋状の病巣のことですが、卵巣では古い血液がチョコレートのようになって、中にたまった嚢胞ができることから、「チョコレート嚢胞」と呼ばれています。※1
- 子宮内膜症はほとんどの場合は良性ですが、チョコレート嚢胞はだんだん大きくなり、骨盤内の他の臓器と癒着し、痛みなどの症状が重症化します。※1
- まれに卵巣がんになる場合もあります。※1
もし「体調がいつもとちがう気がする」「生理痛が他の人より重いかも?」と感じたら、まずは医療機関を受診してみてくださいね。
参考文献
※1 慶應義塾大学 青木大輔 教授、「チョコレート嚢胞(卵巣子宮内膜症性嚢胞)」、ドクターズ・ファイル、株式会社ギミック、2021年6月10日閲覧、https://doctorsfile.jp/medication/430/
※2 西村俊彦、「ベネッセ・ムック 妊活たまごクラブ 2018-2019年度版」、㈱ベネッセコーポレーション、2018年発行


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